Amazon Web Services ブログ

週刊AWS – 2025/4/28週

AWS Client VPN でクライアントルートの強制適用がサポート、Writer の Palmyra X5 および X4 モデルが Amazon Bedrock で利用可能に、Amazon Q Developer CLI が Model Context Protocol (MCP) をサポート、Amazon SageMaker の Visual ETL とクエリエディタのスケジューリング機能が統合、AWS がエネルギーデータインサイトのマネージド型サポートを発表、Amazon Aurora と RDS 向けの新しいオープンソース AWS Advanced PostgreSQL ODBC ドライバーが利用可能に等

ソニー銀行が勘定系システム全体をAWSに移行 – 同行が管理する全てのシステムがクラウドに

ソニー銀行株式会社(以下、ソニー銀行)は 2025 年 5 月、同行の勘定系システム全体のアマゾンウェブサービス(以下、AWS)への移行を完了しました。
この新勘定系システムは、主要コンポーネントとしてコンテナ向けサーバーレスコンピューティングサービス AWS Fargate を活用したクラウドネイティブなアーキテクチャで設計されており、マイクロサービス化することで機能拡張にも柔軟に対応可能なシステム基盤上に構築されています。さらに、API(アプリケーション プログラミング インターフェイス)を通じて他のシステムとも容易に接続が可能であるため、アプリケーションの拡張性と柔軟性にも優れています。アプリケーション開発に関しても、ライフサイクル全体の効率的な管理を行う AWS Code サービス群を利用した継続的インテグレーション / 継続的デプロイメント(CI/CD)パイプラインを構築することで開発工程を自動化し、より短い時間での機能拡張や新サービスのリリースを可能にしています。
本ブログでは、ソニー銀行のこれまでのクラウドジャーニーと、今回 AWS で稼働を開始した新勘定系システムの全容を紹介します。

AWS Systems Manager を使用したジャストインタイムノードアクセスの紹介

2025 年 4 月 29 日に AWS Systems Manager の新機能であるジャストインタイムノードアクセスの一般提供を開始しました。ジャストインタイムノードアクセスは、AWS Systems Manager で管理されている Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、オンプレミス、およびマルチクラウドノードへの動的かつ時間制限付きのアクセスを可能にします。ポリシーベースの承認プロセスを導入することで、長期的なアクセス権を適切に管理しつつ、運用効率とセキュリティの両方を向上させることができます。

AWS AppSync Events との連携: チャット機能付きリアルタイム Web ゲーム

この投稿では、プレイヤーがトークンを連続して 4 つ並べることを目的としたゲームのオンラインバージョンを作成するために必要なコアコンセプトを見ていきます。また、AWS Amplify Gen 2 が AWS バックエンドへの高速接続を可能にする方法と、WebSocket 接続を使用してプレイヤーがリアルタイムでゲームの更新を送信できるように AWS AppSync イベントの利用によってどのように実現できるかを確認します。